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高校生活の大いなる意義

最終更新日 [2018年2月7日]  

高校生活の大いなる意義

校 長  泉 大介 

 

 校誌『香峰』は、毎年の教育活動を生徒の感想や思い出とともに綴ったもので、本年度で四十五号となります。本校では八割の生徒が高校卒業後、社会へ羽ばたくことから、巣立ちにあたり三年生一人ひとりの思い出が寄せられています。
 三年生諸君、高校生活はいかがでしたか。一二年生諸君、本年度の高校生活は充実していましたか。皆さんには、折に触れ「人生 二度なし」という森信三(のぶぞう)先生の言葉を紹介してきました。人生は掛け替えのない一日一日の積み重ねです。
 十五歳という年齢は、大変意味のあるものです。中学校に入学して思春期を迎える頃になると、自分という存在を強く意識しだします。他人との違いはどこにあるのだろうか。自分の良さは何だろうか。いわゆる、自我の目覚めです。十五歳という年齢は、その自我の意識とともに、将来どのような生き方をして世の中の役に立つ人間となるのかを考え始めるときでもあります。すなわち「志」です。高校はその延長にあり、志を立てるための極めて重要な時間を過ごしているのが、皆さんたちなのです。

 

 本年度の教育活動を振り返ると、皆さんの主体性の高まりを随所に観ることができました。体育祭では、初めての試みとして十分間のブロック演技の内容が生徒に一任されました。本校は三クラスで一つのブロックを編成しますので、他校と違いブロックの規模は小さくなります。皆さんは、そのことを上手に捉え、人文字のパネルは最小限にとどめて、約百名のブロック員全員でソーラン節を踊るなど、広いグラウンドが狭く感じられるほど躍動感に満ちた集団演技を繰り広げてくれました。見事でした。
 昨年に続いて行った被災地の支援活動では、十二月二日の土曜日に三十三名の皆さんが九州北部豪雨の被災地へ出向き、柿畑に堆積した約一mの真砂土を一所懸命に力を合わせて取り除いてくれました。また、同月の二十日には、電気研究部の十名の皆さんが夏から製作したお正月用のイルミネーションを熊本市の藤山仮設住宅の集会所に心を込めて飾りつけました。利他の心が育ってきていることを嬉しく思いました。

 

 最後に、これから社会の荒波に飛び込んでいく三年生諸君にエールを送ります。
 大胆な構造転換で富士フィルムをV字回復させた古森(こもり)重隆(しげたか)氏は、著書『君はどう生きるのか 心の持ち方で人生は変えられる』において、次のように述べておられます。
 「頭もいいし、やる気もあるのに、なぜか成長のスパイラルに入っていけない人もいる。そういう人は、ひとつには謙虚さや素直さといった学ぶ姿勢がないから、他人や仕事から学びを吸収できないで、いつまでもそのままなのだ。それと、『自分のため』ではなく、『会社のため』という意識で仕事をする人は伸びる。いわゆるオーナーシップを持てるかどうかだ。自分は会社に貢献しているかどうか、常に自分に問いかけなければいけない」
 人生を豊かにするには、いくつになっても謙虚さと素直さを忘れないことが大切と言われています。そのためには、常に感謝の気持ちを持ち続けることが必要です。当たり前に生活できていることは、実は、有り難いことであることを忘れずに、仕合せな人生を歩んでいってください。

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